今回はENDGAME GEAR OP1weをレビューします。
OP1weはまだ日本国内での取り扱いはなく準備中ということでしたが海外通販において販売されていたので個人輸入を行い、購入しました。
endgame gear xm2weはxm1クローンで大人気を博したので、今回発売となったop1weにも非常に注目が集まっています。今回はop1weがどんなマウスなのかをいち早くお届けいたします。
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速さを優先しているため、何か誤っている点や不都合な点は筆者ツイッターまでお願いします。
製品の仕様 スペック
カラーリング | ホワイト/ブラック |
重量 | 58±2g |
形状 | 左右対称 |
センサー | PixArt PAW3370 |
メインスイッチ | kailh GO 光学式スイッチ |
大きさ | 118.2 mm*60.5 mm*37.2 mm |
ボタン数 | 5+2 |
最大ポーリングレート | 1000Hz |
バッテリー | 335 mAh |
開封 外見
今回購入したのはホワイトです。内容物は以下の通りです
- マウス本体
- 接続用ケーブル(くびれアリ)
- 無線レシーバー
- USBドングル
- 説明書
- センサー周り用円形ソール
決して多くはないですが必要最低限の内容物です。本体センサー付近には通常貼り付けられているべきソールが添付されていません。
こういったタイプのものは初めてでしたが、サイズが小さいため簡単に貼り付けることができました。
ビルドクオリティ
ビルドクオリティはかなり高いです。シェルの継ぎ目はほぼ見えず、ボタンの取り付けは正常でクリック感の差異や異音はありません。また、クリック部分のがたつきやサイドボタンの音の差も感じられません。
質感
本体質感は及第点です。表面はかなりさらさらとしていてグリップ性能は皆無です。
特に掌に当たる部分に関してはかなり滑ります。また小指に当たる部分も不安が残るため、私は全体にグリップを貼ることで解決しました。(1枚目の写真はPulsar supergrip)
また公式から専用にカッティングされたグリップテープ、OP1マウスグリップが販売されているのでこれを添付すれば間違いないです。
本体重量 重心の位置
公称値では重量は58.5g±2gとなっていました。実際に計測したところ59.1gでした。
実測値と事実上の標準との開きは+0.6gでした。今まで計測してきた公称値との差ではトップクラスに小さいと思います。
(ソールの追加等すると60g程度になりました)
重心の位置
縦方向の重心はセンサーと限りなく近いです。しかしバッテリーが右側にずれており、左側のサイドボタンとでバランスをとっているものと思われます。
マウスを振った際に腕の感覚とカーソルがずれることはないと思われます。
分解
実際の仕組み確認するために内部構造の理解は必須だと思い至りましたので、本稿からは基本的に分解をしています。
op1weは国内の電波法に適合する技適を取得していますが、分解したときより失効しますので確認の上ZENは総務省に特例適用を受けています。
本体内部はこのようになっています。ボトムシェルに基盤があり、ホイールやバッテリーが搭載されています。
シェルは軽量化のための努力が垣間見えるつくりになっていました。極限まで薄く作られていますが、三角形のトラス構造を採用することで丈夫になっています。
op1weはスリムマウスであるためボトムシェルではなくトップシェルにメインボタンが搭載されています。メインスイッチはKailh GOオプティカルスイッチであることを確認しました。
また、サイドボタン2つはKailh GM2.0のようです。
op1weは使用者によるスイッチの交換が可能なマウスです。類似のものでincottのHPC01MPROなどがありますが、これは底面からスイッチを付け替えするというものなので分解が必要なop1weとは大きな違いです。
op1weのスイッチパックは国内正規代理店のアーキサイトよりamazonで販売されていて入手ハードルは低いです。ですが基本品切れ状態が続いているので国外から輸入するのも一つの手です。
使用感
ZENは普段XM1クローンであるPulsar X2V2をメインマウスとして使用しています
op1weはX2V2に比べお尻がやや前方に位置し、傾斜も少し急です。好みによるとも思われますが私は指を立ててつかみ持ちをして掌を密着させているため、好感触です。
筆者の手のサイズは一般男性とほぼ同じか、ほんの気持ち大きい程度です。
X2V2メインだと少し細さがきついかと思っていましたが、存外そこまで気にならず問題なかったです。
形状に関してはとても良いのですが、問題はクリック感です。当マウスのメインスイッチの押し心地はとても固く、とても快適とは言えません。
人間がボタンをクリックするという脳意識をもって指に指令が伝達されたときを0秒とすると、実際にクリックされるまでの感覚が他のマウスに比べてはるかに劣ります。現状軽さを含めた機能性が重視されるマウスにおいてこの重さは命取りになりかねないです。
(スイッチパックを別途購入することによって軽くすることも可能ですが変更ありきではなく標準状態での話です)
違和感があったのは押し込み部が谷になっていないことで指の定位置が定まりづらい事です。
専用ソフトウェアについて
9/28追記
専用ソフトウェアが公式サイトからダウンロードできます。
ソフトウェア上でキーの各種設定やデバウンスタイム、DPIやポーリングレート、LODなどについて設定できます。
バッテリーの表記も使うにつれてきちんと減る感覚があり、加速度的に減ったり増えたりというバグは見られませんでした。
まとめ
ENDGAME GEAR OP1weはビルドクオリティも最上級のスリムマウスです。
ですが硬めのコチコチとしたクリック感やもたつきのあるボタンの押し込み幅は決して快適と断言できません。近頃の軽いマウスが好まれる風潮においては機能性を重視したプレイヤーが多いためそれに伴った軽いクリック感のほうが受け入れられやすいです。
XM1シリーズやXM2weで培われた技術そのままにとても使いやすいマウスなのに¥13,500とゲーミングマウスとしては手が出しやすい価格です。
つかみ持ちメインで新しいマウスが気になっている人はぜひ一度試してみるべきマウスだと思います。
一部情報では海外用宣材準備中だともあったので10月中旬には購入できると思います。
↓公式サイト
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筆者のTwitterアカウント→@MFC_ZEN