(更新予定)小さいだけじゃないVAXEE XE-S

(更新予定)小さいだけじゃないVAXEE XE-S

Vaxeeから新しく発売されたXE-S wirelessをレビューします。

vaxee XEwirelessが発売されてから約一年半が経過した今、多くのユーザが待ちのぞんでいたS,小型サイズが登場しました。
小型化だけでなく大幅な重量の軽減、スペックアップなど注目する点が多いです。今回のレビューではこれらの点を詳しく見ていきます。

製品について

前述したとおり、XE-SwlはXEwlの小型版として登場しました。
XEもXE-Sも基本的な形状は変わっていませんが、小型化したことによって手の小さな人にも適合します。

パッケージには本体、ケーブル、4k対応ドングル、QRコード型の説明書が付属しています。
Vaxeeの付属品らしい、簡素なパッケージです。

XE-Sはかぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちに特に向いていて本体重量は60gです。
4KHzの高ポーリングレート通信に対応していて価格は¥23,450円です。
やや高価格とも感じますが、今日のブランド旗艦マウスが25,000~30,000円ほどに収束していることを考えると妥当ともいえるでしょう。この価格に対してどのようなパフォーマンスなのかを検証します。

シェルの精度

シェルの成型精度はとても高いです。トップシェルとサイドシェルは組上げ時に必ずできる微小な段差ができますがよく目を凝らしてもわかりません。

力を込めてサイドを圧迫しても軋み音が鳴ることはなく、とても頑丈です。

ボタン類

メインボタンにはHuano BlackShell PinkDotが採用されています。歯切れのよいクリック感でパチパチとはじくようなクリック音は軽快です。

プリトラベル(ボタンを押し込んでから反応するまでの遊び)は殆ど無くポストトラベル(クリックしてから底打ちするまでの余裕)は若干長めです。
クリック部根本で押せば少し硬く、先端部で押せば軽やかなクリック感です。

サイドボタンは艶消しされておらず、ポチポチと低いクリック音です。

ホイールウィール表面が変更されています。
従来のVAXEEマウスでは左右交互に行き来するラインのような加工でしたがXE-Sは等間隔に点が配置されています。Razerのホイールのドットをさらに立ててぶつぶつが手に引っ掛かりやすくなっているようなものです。
ノッチ感はやや少なめですが若干の振動によるフィードバックがあるためある程度であれば作業を割り当てられます。

コーティング

表面のコーティングは素晴らしいです。

XE-Sの表面は艶感がありつつも滑らず指をホールドしやすい優れたコーティングがなされています。

長時間の使用で汗をかくと若干滑りやすさは増しますが、それでも汚れが目立たないコーティングは今まで通りのVAXEEのコーティングであると感じます。
私の場合グリップテープは必要ありませんでした。

ソール

XEと比べて、本体の大きさに比べて初期ソールの大きさは小さくなっています
一般的なマウスよりも接地面が大きいため抵抗があり、滑りは控えめです。

センサー

センサーはPixart社と協力して調整されたPAW3950が採用されています。
従来のマウスに特に多く採用されていたPAW3395のワングレード上といったところです。

1000Hzでのバッテリー持続はXEの90hに比べ20h長い110hを謳っていますが、
競技用モードを使用するばあい50hに対し38hと12時間もの差が生まれています。
その他のポーリングレートにおいても競技用モードでは持続時間の低下がみられます。

これはPAW3950で性能が向上したことによって消費電力が増加したものと考えられます。

重量

XE-Sの本体重量はVaxeeの販売するマウスで最も軽量な60gとなっています。
XEに比べると実に16gもの軽量化です。
従来のコーティングやバッテリー容量、構造に手を加えずにここまで大幅な軽量は実に素晴らしいアップデートです。

比較

新しい構想として、一般的に広く知られていて似たような形状を持つマウスを例に挙げ比較することとしました。

XE-Sの場合背が低く広く知れ渡っているRazer ViperV2Proとの比較を行います。
ViperV2ProとXE-Sはサイズ感こそ違えど背が低いため選出しました。

ViperV2Proに対してXE-Sは頂点が高く、その位置も後ろ側にあることが見て取れます。
これが何を意味するかというと、浅くつかんだ際に指の根元と第一関節の間に膨らみが来るため安定しやすいということです。
viperv2の場合浅く握ると安定性を損なうため深く握りこむ必要があります。

またクリック部先端が全高の半分程度で収まるviperv2に対してXE-Sの先端は深く沈み込み、指の射角がかなり大きくなります。

またお尻の部分もXE-Sのほうがやや開きㇵの字になっているため、サイドラインがほぼ平行なviperv2に比べ親指と小指でひっかけやすくなっています。

XE-Sは深く持つときにも浅く握るときにも手のひらもしくは指の根本でバランスがとれる持ちやすいマウスです

まとめ

Vaxee XE-Sは、軽量で高精度なセンサーを搭載した高性能マウスです。価格は他のハイエンドマウスと比較しても妥当で、質の高い成型と堅牢な構造が特徴です。

XEwirelessの小型化の期待を上回る性能で、手の小さい人には特に勧められるマウスです。
4kHzの高ポーリングレートにも対応していて、モードによるもののXEよりも向上したバッテリーパフォーマンスを得られます。

小型マウスが好きな人にはXE-Sは是非手に取ってほしいマウスです。

Comments

No comments yet. Why don’t you start the discussion?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です