どうもZENです。第二稿ということで最近話題になっているVGN Dragonfly f1ProMaxのレビューをします。
VGNは中国のメーカーで、2022年に設立されたゲーミングデバイスメーカーです。
中国国内のゲーマーたちからの注目を集め、その影響はもちろん私たち日本にも届いています。
その理由はコストパフォーマンスの高さによるものです。
一般的なプレイに必要十分な性能を備えているのはもちろんですが、現状入手できるゲーミングマウスのなかでもトップクラスの低価格で販売されています。
脅威の9000円から購入することが可能です。
https://www.vgnclub.com/web/sku-558
VGN dragonfly f1シリーズについて
f1シリーズは3種類の展開で、f1無印、f1Pro、Promaxが展開されています。
(下書き後にMOBAが追加されましたが、f1ProMaxのスイッチと表面ロゴが変更されたのみで主要スペックに違いはありません。)
![](https://onegadget.jp/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2024-07-03-115621.png)
サイズは全シリーズ統一でスペックに細かな違いを持たせています。
f1無印はチップセットが博通製の廉価盤で4kには非対応です。
f1Pro/PMは4k対応でMaxはバッテリー容量が二倍で重量もその分重くなっています。
f1mobaはPMのKailh Golden Black MambaをKailhIceBerryPinkDotに変えたバージョンです。
ほとんどの場合F1ProMaxかが最も良い選択肢であると思います。
特に重さに過剰なこだわりがなく充電がめんどくさい私はF1ProMaxを購入しました。
なお、4kで動作をさせるには別途4kドングルを購入する必要があります。
価格は2000円ほどです。
製品について
化粧箱は青く、VGNのロゴと重量、センサーの名前が記されています。
マウスの化粧箱としては珍しく上開きです。同様の開封方法にNinjutso Soraがあります。
おそらく同じ工場でしょう。
開けるとマウス本体がPE製のボードの上に薄いビニールに包まれています。
マウスの下から薬包紙のような薄さのカードが出てきました。超軽量無孔マウスと書いてあります。
よく見る柄のグリップテープも付属しています。
本体に加えてケーブル、ワイヤレスレシーバー、USBコネクタが付属しています。
ケーブルは布製で、質感が非常に高く優先接続でも快適に使用できます。
![](http://onegadget.jp/wp-content/uploads/2023/06/f11-1.jpg)
![](http://onegadget.jp/wp-content/uploads/2023/06/f12.jpg)
マウス本体のデザインはGPROを彷彿とさせます。
シェルには丸みを帯びたDragonfly(トンボ)が印刷されておりアイコニックです。
なおMOBAの場合は角が立ったトンボのロゴです。
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは高いです。持った時の違和感や軋み、異音等もなくボタンの取り付けも正確になされています。スイッチの差異もほぼ感じられませんでした。
シェルのコーティングも良く、さらさらとしていて皮脂も目立ちづらいですが、Ninjutso Sora同様グリップ性能は皆無でグリップテープを添付しての使用は必須です。
画像ではわかりづらいものの、シェルのお尻部分はF1のほうが確かに低くなっています。そのためつかみ持ちの人はもちろんつまみ持ちの人も手のひらを添わせやすいです。
また、サイドボタンの形状はGProが全体的に丸っこくなっているのに対してF1ProMaxは小銭の端っこが飛び出ています。
使っていて困るということではなく、違和感があります。
右側はとてもよく似ています。それぞれの会社の意匠がプリントされています。Dragonfly maxとポップな字体で記されています。
横からよく見るとわかりますが、Dragonfly f1promaxはホイールがやや深めに取り付けられています。
メインボタン
![](http://onegadget.jp/wp-content/uploads/2023/06/JointPics_20230625_145335-1024x683.jpg)
一番大きな違いと感じたのが、メインボタン二つの形状です。GProはホイール部からなでおろすように山の形になっていますが、dragonfly f1は谷を作るような曲線的形状です。そのため指を添わせやすくなっています。
クリック感はGPROに対しDragonflyのほうがプリトラベルが短くコチコチとしたクリック感です。
マウスそのものが軽いこととプリトラベルの短さが相まりエイムを合わせて撃つという操作が容易です。
ホイール
ホイールは白いプラスティック部品に溝のあるゴムが取り付けられていてGPROそっくりです。
ノッチ感はそこそこあり、一度回すとコリコリとしたフィードバックがあるためvalorantやOWでの武器チェンジをバインドしても問題なく使用できると思います。
ホイールクリックはやや重めです。
4KHzでの使用について
4kポーリングレート対応マウスが増加する流れにのっとって別途購入することでF1PMをこうポーリングレートで使用することができます。
今(2023年7月現在)現状日本国内では正規代理店が存在しないため、マウスを含めてありエクスプレスで購入しました。
合わせて12000円ほどで、L社やR社に見劣りしないスペックを持ち合わせていての価格とは思えません。
性能も十分なのにこの価格は十分ゲームチェンジャーであるといえます。
Razerが提供するポーリングレートテスタ―を使用し手検証した結果、マウス使用中最大では3980Hz程度、緩やかに動かし少しづつ速度を落とすとポーリングレートが低下しました。
常時スタンバイで4kHzで通信する場合多くの電量が消費されるため省電力のための仕様であると考えられます。
4kHzでの連続使用についてのバッテリー持続時間は公表されていませんが、実仕様での体感は60時間ほどです。
まとめと評価
今回はDragonflyF1ProMaxでレビューを書きました。
つまみ持ち、つかみ持ちに最適なマウスで小型化されたGPROのようなマウスです。
お尻が出ていないマウスが好きな人には刺さる形状です。
ビルドクオリティの高く、軽量マウスとしては非常に長持ちするバッテリーも備えています。
別途購入な4kドングルをオプションとして提供しており、その品質も良好です。
今現状少なくともいえるのは、6000円台で入手できてよい品質ではないということです。
少ない予算でも高パフォーマンスを提供するF1ProMaxは現状ではGProをも凌駕するゲーミングマウスです。